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ブログ新企画
「the you全楽曲振り返り」
第七回目は
「your secret」
アルバム lincoh 収録
1音でグイグイ押すリフものをやりたい。この曲は99%それだけで作りました。
そうなってくるとリズムのパターンが重要になってきます。オーソドックスな、いわゆるロックっぽいノリにするか。手数を増やして小刻みに疾走感出すか。トリッキーな変則パターンで違和感ぶつけにいくか。
行き着いたのは、ミドルテンポで若干オーソドックスだけどちょっとアクセントをズラし引っ掛かりのあるリフ。カサビアンをイメージしてたと思います。
そしてこの曲も僕がメインボーカルをとりました。どちらかと言うとソフトな仲本の声より、もっとヒリヒリした攻撃的な感じにしたかったのです。イントロ〜Aメロはなかなか思惑通りにいけたと思います。
しかし、サビ。1曲通して同じリフを貫こうと思ってましたが、ちょっと飽きがくると判断。これはどちらかというとフレーズよりも演奏レベル、技術によるものが大きい。なのでサビは変化をつける事にしました。
とは言え1音リフを主人公にしたかったので、ドラマチックな美しい展開や泣きの切ないメロディーは避けました。サビで盛り上げる曲ではないんだと。流れるような、でもどこかグッとくるような、盛り上がりもせず下がりもせず、という事を心がけました。サビが終わりまた1音リフに戻った時、よっしゃ!となりたかった。ならしたかった。みなさんを。
サビは盛り上がらないんだけど淡々とした曲でもない。どっちかというとアッパーな曲なので、どこかにピークを作りたい。であれば間奏でしょうと。
どうやってアゲるか。超絶ギターソロもまた違う。そもそも弾けない。
という事で1音リフに少し変化をつけ、それこそカサビアンをイメージしたカウンターリフをぶち込み、そこにCメロ的なボーカルを重ね歌詞でも気分をあおり、いけるところまでグイグイ引っ張りーの、メインリフに戻ったタイミングでテンションMAXでオラオラする。
この展開はライブでも効果的で、必然的にバンドもお客さんも熱気が上がります。ただ、近いノリの曲が以外と他に無いのでこのテンションを切らさずぶっ続けでいける曲をもっと作りたいってのが今後の課題です。何度かトライしてますが難しいんだなこれが。
あとドラムジャイアンが、こういう大きなノリできめ細かい変化をつける叩き方が上手かったなあ。空気感は変えずパターンは変わるみたいな。そしてこずえさんのベース。ピック弾きを基本してこなかったはずなのに、サビのタイトなピッキングはそのへんのパンクバンドよりよっぽどメリハリが効いて気持ち良いグルーヴ感出してます。
歌詞については、韻を踏みたかったってのと、社会に対する反骨スピリットみたいなのが出ましたかね。ロックバンドとしてそういうのはやりたい年頃だったのかもしれない。
歌詞の意味を深読みするぐらいならリズム隊のビシバシなテンションに注目して聴いてほしい一曲です。
streaming / download
https://linkco.re/RPbFHpsC?lang=ja
your secret
作詞/作曲:伊禮勇希
安上がりfiction
よくあるinnovation
シカトされるcaution
感情もautomation
変わるindication
美味そうなinformation
キツいillumination
謎のreflection
i want to know your secret
そうimaginationのdoorこじ開けろ
もう作られたgole狙うのは止めろ
vo /gt /cho:伊禮勇希
ba:Koz
dr:gian